3月の発表会を終えてから4月初旬まで、毎週末、生徒さまのコンクールの応援や入賞者コンサートに駆けつけておりました。
今年は、例年以上に多くの生徒さまがコンクールに参加され、結果を残してくれました。
また、この度、生徒さま皆さまのお陰でHonorable League of Global Exceptional Music Teachers、和訳すると世界優秀音楽教師連盟の会員となることが出来ました。
※9歳の生徒さんの1位入賞が多いですが、1人の生徒さまが色々なコンクールでの入賞を独占している訳ではなく、様々なコンクールで異なる生徒さまがご入賞されています。
生徒さまたちは、細かすぎるくらいの私のレッスンについてきてくれ、磨きのかかった仕上がりで本番に臨みました。本番のステージは緊張して思うように弾けないことも多いのですが、皆さま、お客さまの心を動かすような素晴らしい演奏をされており、賛嘆の気持ちでいっぱいでした。
今年は、日本にお住まいのオンライン受講生さまがConcours International des Grands Amateurs de Piano(傑出したアマチュアピアニストのための国際コンクール)に参加されました。一つ前のブログ記事でもこのコンクールについて少し触れましたが、会場は16区の区役所のホール、この素敵な空間の中で、彼女もまた伸び伸びと素晴らしい演奏をされ、非常に感銘を受けました。(下記写真は参加された生徒さまが撮影されたもの)
どの生徒さまも、発表会やコンクール、コンサートの本番の舞台で非常に落ち着いて演奏されていて、ものすごい集中力を発揮されることに驚いております。
曲作り以外の部分でも、もし普段のレッスンや直前の声がけで良い効果をもたらしている何かがあるのであれば、他の先生方にも共有したいとは思うのですが、偶然にも集中力が高く、さらにはハートや運の強い方々を生徒さまとして持てているようにも思えます。反面、先生である私は本番の舞台でものすごく緊張してしまうタイプで情けないのですが、これまで何度もプレッシャーのかかる舞台を経験し、自分の心身に徹底的に向き合ってきたからこそ、子どもたちの繊細な心の変化に気付いてあげることができ、良い声がけができているのかな…...と感じる瞬間も少しはあります。本番での強さの秘訣は、これからの研究テーマの一つとなりそうです😅
コンクールが立て続けに開催されるシーズンはひと段落したとはいえ、これから6月初旬までの間、他のコンクールに出場される生徒さまも数名いらっしゃいます。彼/彼女たちを精一杯サポートしていきながら、その後は自身の本番も多い夏の時期に入っていきますので、生徒さまに良い刺激を頂きながら共に切磋琢磨していきたいと思っています。
私がコンサートで演奏している姿を見て、それに近づけるように頑張りたいと仰って下さる生徒さまも多いので、自分の演奏を磨き続けることが生徒さまにも良い影響を与えると信じて、何歳になってもステージにたてるように頑張ります。
また、有り難いことにコンクールや入賞者コンサート会場で、彼/彼女たちの講師して私のことを記憶してくださる方々もおり、何度かコンクール関係者やコンクール参加者の親御さまからお声がけ頂く機会もありました。良い講師として記憶されることには誇りを覚えますが、これも生徒様一人ひとりの努力の賜物であるということに尽き、感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、ここ数ヶ月、コンクールの公式サイトでの受賞者欄や、当ホームページの受賞歴のページをご覧になった方からのコンクールに関するお問合せが一気に増えました。中でも多いのが、日本からチャレンジするのにオススメの子ども向けのコンクールや、大人のアマチュア向けのコンクールに関するお問い合わせ、はたまた、コンクール出場に向けての単発でのレッスンのお願いなどです。
もし他国からパリで開催のコンクールにチャレンジされたいという方がいらっしゃいましたら、登録手続きのお手伝いを行なったりしながら、オンラインレッスンでサポート致しますので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
また、フランス外のヨーロッパのコンクールについてはまだまだ手探りの状態ですが、西はポルトガルから東はルーマニアまで、様々なコンクールを調査しております。お住まいの国や、挑戦したい地域のコンクールがあれば、共に選曲を吟味することもできます。私もまだまだ未熟者で色々なコンクールに精通している訳ではないので、生徒さまと一緒にチャレンジしていく形となってしまいますが、パリでのコンクールであれ、他国で開催のそれであれ、コンクール参加にご興味のある方は一度メッセージを頂ければと思います。最初はオンライン審査で気軽にエントリーできるものからチャレンジしてみるのも良いかもしれません。
日本では最近、新しいコンクールも増えてきているようです。
今となってはこちらのほうが知識不足かもしれませんが、ピティナの課題曲は毎年チェックしております。連弾曲や、今まで聴いたことのない邦人作曲者で素敵な曲があれば、いち早くパリでのレッスンで取り入れております。日本のコンクールに挑戦する方々、セカンド・オピニオンとしてでも、フランス在住の指導者の意見が欲しいと感じた際には是非お気軽にご連絡下さい♩また、この夏日本に一時帰国する予定ですので、対面でのレッスンもお受けできるかもしれません。日程は追って記載させて頂こうかと思います。
最後になりますが、当サイトのコンクール欄と内容が一部重なりますが、今年も、コンクールを終えた生徒さまから感想を頂きました。
先ほども少し触れましたが、実は、生徒さま方は曲決めから本番までの間、プレッシャーを感じたりすることもなく、またそもそも本番の舞台が審査の場であるという感覚もほとんどないようで(!)、演奏に没頭できたようです。納得の演奏ができたことや、大きな舞台を終えられた達成感、さらにはお客さんからのお声がけ(「とっても良かった!」「将来素晴らしいピアニストになるよ!」など)を頂いたことに喜びを感じているようで、実は結果はあまり気にしていないとのことです。私が「おめでとう」と言っても意外とみんなあっさりしていて逆に驚きですが、「結果はどうなってもピアノが好きな気持ちは変わらないから」「ピアノ弾くがさらに楽しくなったよ😆」と、講師としてこれ以上ないくらい喜ばしく力強いメッセージを残して下さいました。生徒さまたちが飛躍的な成長を遂げた姿を見て感激した春でした🌸
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