2024年夏、パリはオリンピック開催によって世界から注目され、活気に溢れていました。皆さまはどのような夏を過ごしましたか?
私は7月に3年ぶりに日本に一時帰国をしました。久しぶりに家族や友人と再会し、日本の美味しい食事に舌鼓を打ちました💓(写真は地元北海道、最北の宗谷地方にある利尻島で撮影したもの📷)
ざっとこの夏の想い出を振り返ってみたいと思います😌
まずは6月、生徒さまのコンクールラッシュの最後の締めくくりは、イル=ド=フランス国際コンクールでした。私はコンクールを聴きに足を運ぶことが出来ませんでしたが、出場された生徒さまの演奏はビデオでしっかりと拝見しました。驚くべきは、彼女が大変素晴らしい演奏をされていたことだけでなく、また、いつも以上に短期間でかつ難曲と向き会ったことです。さらに、他の参加者の親御さまから、彼女が自分の世界観に入り込んで演奏していたことに魅了されたと、なんと指導者の私の方まで個人的にご連絡を下さりました。生徒さま本人にとっても私個人にとっても大変励みになりました。
残念ながら会場に駆けつけることが出来なかった理由でもあるわけですが、6月は学期末ということもあり、音楽院の試験があり、さらには成績優秀者コンサートもそれに続きました。試験のためには、レッスン以外の時間は寝る間も惜しんで練習に打ち込みましたが、その日々が身を結んだのか、この夏4つのヨーロッパの国際コンクールにて嬉しい結果を頂きました🎊詳細はプロフィール欄にまとめましたので、下のボタンよりご覧頂ければ幸いです。有難いことに、あるコンクールでは、副賞としてアシュケナージ氏のマスタークラスやヨーロッパ都市でのコンサートツアーを組ませて頂くことになり、今からドキドキしています😓
また、一時帰国中には日本の生徒さまとの対面レッスンも果たし、真摯に音楽と向き合う様子に刺激を受けました。
日本のピアノ指導者の層の厚さは、フランスにいるとより強く感じます。日本にお住まいの方々は対面で受講できるレッスン環境の中、敢えて私のオンライン・レッスンを選んで下さっていることに対し、強い責任感を感じると同時に、また確かな成長と手応えも感じております。
ここ3、4年パリの日本人音楽留学生の数は減少傾向にあると思います。フランスで今まさに学びながら教えている日本人は、実はそれほど多くはないのかもしれません。私は、できる限り、自分の学びもフィードバックできるように、生徒さまとのレッスンで解釈や指遣いなどに迷いが生じた際には、私がフランスで師事しているピアニストに意見を伺ったり、ときには、実際にその曲を私が練習し、レッスンに持って行ったりしています。生徒さまとはいつも同じ目線に立ち、共に学び研究したいと思っております。
特にオンライン受講生の方々に於いては、私の存在をより近くで感じて頂きたいという想いから、レッスンの枠を超えても解釈や演奏についてのご質問を頂戴しています。また、演奏の途中経過を送って頂いた場合には、そのビデオにもできるだけ早くアドバイスができるようにと心がけております。
夏も終わり、早くも来年のコンクール、コンサートの話も出てきました。生徒さまの中には、2025年はフランスの枠から出て、さらなる高みを目指すようなチャレンジをされる方もおります。また、初めてコンクールにエントリーしたいという生徒さまも多いので、今から生徒さまお一人おひとりに合った最良の曲選びをしなければ、と選曲に追われる日々です。私自身は、この一年で学生としての学びはこれで最後という気持ちを固めているので、これまで以上に沢山の曲と向き合い、それと並行してヨーロッパ内の複数のマスタークラスへの参加や、様々な都市でのコンサートも成功させたいと日々鍛錬に励んでおります!私自身も、そして生徒さまにとっても、ヨーロッパ、さらに欧州大陸を越えて、より広い視野で挑戦する一年となりそうです。
9月は今年度のレッスンスケジュール繰りにかなり苦戦し、生徒の皆さまにはご移動をお願いしたりと、調整にご協力を頂きました。改めまして感謝申し上げます。
現在、ヨーロッパ時間の平日夕方に若干名の空きがありますが、水曜日や土曜日はほぼ満員となっております。生徒さまは大人の方の割合も増えてきております。平日の夕方までの時間が空いている方や、お仕事終わりの時間帯、(日本からのオンラインレッスンですと日本時間夕方〜夜の時間帯)でしたらお受けすることが可能かもしれません。
今年度も応援の程よろしくお願い致します😊
そして本日10月1日は一年後のワルシャワで開催されるショパンコンクールのチケット発売日!ドキドキしながら発売開始の時刻を待ちます♪
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