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Une étape remplie de fierté et de satisfaction 〜達成感に満ち溢れた通過点〜

  • 執筆者の写真: Marie
    Marie
  • 8月8日
  • 読了時間: 9分

更新日:8月13日

 前回の記事からあっという間に一年が経ってしまいました。記事の更新ができておらず、大変申し訳ございませんでした。


 過去を振り返る時間も取れないまま、目の前の一日を乗り越えていくのに必死な日々を送っておりました。特に年が明けてからは、指導者としても演奏者としてもこれまでにないくらい沢山の方と関わらせて頂きながら、多くの経験を積ませて頂きました(今スケジュール手帳を見返すと身震いします🫨)。


 ......とこれだけでは具体的に何をしていたの?と思いますよね😅2025年上半期のことを少しだけ振り返りさせて頂きますので、ご興味のある方は続けてご覧下さい🙇‍♀️


 まず、この一年はソロでのコンサートや音楽院の最後の試験のプログラム作りに向けて、ラヴェルの曲と数多く向き合っていくことを目標に掲げ、組曲《鏡Miroirs》や《高貴で感傷的なワルツValses nobles et sentimentales》 など、これまでに取り組んだことのない大曲を柱にしつつ、並行して小さな作品も学んでいきました。

 実は、2025年はラヴェルの生誕150周年という記念の年でもあり、パリでも数多くのラヴェルに関するコンサートや企画展、催し物が至る所で開催されています。


 2024年の大晦日には、パリのCité de la musique (La villette)で開催されていたラヴェルのボレロ展を探訪しました💃「ラヴェルの音楽と共に良い一年にするぞ!」(あと、「ショパンコンクール開催の年なので、もちろんショパンの曲も共に向上させるぞ!😉」笑)と意気込んでスタートした1月でした。


 このブログの最後に詳細を載せますが、ラヴェルの《鏡》から2曲をYoutubeにアップロードしましたので、ご興味のある方はぜひご覧いただけたら嬉しいです!(画像をクリックでご視聴いただけます!)

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ボレロ展は大スクリーンに映し出された《ボレロ》のオーケストラ演奏の映像鑑賞(少しシュールでしたが😅)から始まり、展示物はラヴェルが収集していたものや、《ボレロ》の自筆譜、様々な国で踊られているボレロの映像を比較しながら見ることができる空間など、大変興味深いものでした。

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 またこの時、パリに来て初めて隣接する音楽博物館を訪れました。17世紀から現代まで、時代や楽器ごとに沢山のコレクションが展示されていて圧巻です。パリ在住の生徒さまは是非訪れてみて下さい!


 3月には、ロンドンで開催される子どものためのショパンコンクールの本選に出場される生徒さまの応援と在英の生徒さまのレッスンの為に1泊2日でロンドンを訪れました🇬🇧私はセミファイナル、ファイナルと2日間のコンクールを聴講し、その合間に3人のレッスン、またロンドン在住の妹とも再会し、さらにミュージカル《オペラ座の怪人》を鑑賞するという超過密スケジュールでしたが、音楽と共に素晴らしい時間を過ごすことができました。


 そしてその約二週間後には私の生徒さまの発表会が開催されました🎹今年は偶然にも自身の誕生日と重なったこともあり、記憶に残る思い出深い発表会となりました。沢山の花束や贈り物などのお心遣い、毎年本当にありがとうございます😭

 当日の準備や運営もそうですが、終演後のビデオ編集も私にとって大きな仕事の一つです。レッスンの際の演奏も思い出しながら、当日のお辞儀からピアノに向かうまでの足取り、本番の少し緊張した姿、フレーズごとの表情の違いなどなど......沢山のことを考えながら、この瞬間はどのカメラの映像を使おうかな、と生徒さま一人ひとりの事を考えながら丁寧に作っております😌毎年の成長の記録として、長くご家族さまに視聴して頂けたら嬉しいなと思っております。



 また、その頃には東京音楽大学時代の恩師、稲田潤子先生と卒業ぶりにパリで再会を果たしました。お話できたのはほんの僅かな時間でしたが、10年越しの再会に感無量でした。東京音大の卒業試験でラヴェルの《ラ・ヴァルス》の演奏の録音も久しぶりに聴いてみたりもしました🫣

 稲田先生との再会場所が、奇遇にもパリ留学最初の二年間通っていたエコールノルマル音楽院のSalle Ravelで、当時、エリック=ベルショ先生のレッスンがこの部屋だった日もあったな〜と懐かしく思いました。しかも、この部屋でラヴェルの《クープランの墓》をレッスンして頂いた時間が一番色濃く記憶に残っており、自分の転換期にはいつもラヴェルの曲があったのかもしれないと感じました🍀


 3月から6月にかけてはコンクールシーズンでもありますので、ほぼ毎週末パリ市内から郊外まで、あちこちのコンクール会場に応援に駆けつけました。特に今年はコンクールデビューを果たしたご年齢の小さな生徒様も多く、足台の設置も私の大事な役割でした!ちなみに、フランスでは足が床に届かないお子様でも、補助台を置いたりすることはなく、ピアノの椅子に座った状態で足をブラブラさせながら演奏するのが主流です。初めてペダルを踏んで演奏するのは、8、9歳くらいになり、ようやく足が本体のペダルに届くようになってからのことが多いようです。しかし、ピアノは全身で奏でる楽器なので、足で重心をとらえて演奏しないと上半身の余計なところに力が入ってしまうように思われて、フランスの先生はどのようなお考えをお持ちなのだろう?といつも疑問に思います。コンクールでも足台を設置しに舞台に上がると物珍しげな顔で見られるのは、今後フランスで講師としてやっていくとずっと続くものなのか、いつかのタイミングでは日本のように先生や保護者が足台を設置するようになっていくのかは気になるところです...!

 今シーズンの生徒さまの受賞歴はProfileにて掲載しております😉

出場された生徒さまは、結果以上に大きな収穫があったようで、皆さまからチャレンジして良かった!との声を頂いております。


 また、この9月から中学や高校に進学される方がいらっしゃったのですが、その中でも、音楽院の受験を控えた生徒さまが複数名いらした為、小・中学生向けのフランスの名門音楽院受験事情というのも深く考えた期間でもありました。生徒さまの将来は自分のこと以上に慎重になりますし、保護者の方々との意見交換は惜しみませんでした。

 中には、私と同じくスコラ・カントルム音楽院に通うことになり、ある意味同級生?となった生徒さまもいらっしゃいました😅


 6月にはご家族さまの転勤により、ヨーロッパから遠く離れたアメリカや南米にご移動される生徒さまとの最後のレッスンがあり、うるっとしてしまう瞬間もありました。これからは、離れたところからになってしまいます少しでもサポートを続けていけたらなと思っております。

 この頃からヨーロッパだけではなく、アメリカや、南米の音楽教育事情なども色々と考えたり、リサーチをする時間も増えました。それぞれの地に流れる音楽がどのようなものなのか、子どもたちが音楽をどのように学んでいるのか、そもそもヨーロッパやアジアでクラシック音楽を勉強する時と同じようなアプローチでレッスンがなされるのか、使用する教本や楽譜も気になりました。

 私にとっても色々と勉強し甲斐がありそうで、それぞれの土地に息づく音楽を生で聴き、音楽教育事情も知っていけたら、またこれからの演奏や指導にも活かして行けるのではないかなと思い、生徒さまの新天地はどこもいつか訪れたい場所になっています☺️お二家庭とも、これからもピアノと共に充実した毎日を送れますようにパリから応援しています📣


 ......と以上の裏でひっそり、コンサートでの演奏やスコラ・カントルム音楽院の年度末試験に向けて、全て新曲で、ラヴェル、そしてショパンの大曲に向き合っておりました。2人のピアニストのレッスンを毎週受講しながら、限られた時間の中で大曲を仕上げていくというのは決して容易なことではなく、これまでに経験したことのない焦りと不安、焦燥感に駆られました。ひとまず、6月の年度末の最後の試験で膨大なプログラムを審査員や先生に見守られながら全て演奏し終えた時は安堵とこの上ない達成感を味わえました。

 もちろん、6月の演奏は通過点でしかなく、これから秋にかけて同じプログラムを演奏する機会もあるのですが、まずはここまでの人生、ピアノとともにあった小中高、音大、10年間のパリでの音楽院在籍、と長い長い学生生活の最後の演奏だったので、学生という身分の一つの節目ということもあり、様々な想いが募りました。


 さて、その一週間後、7月には日本に一時帰国し、東京のベヒシュタイン・セントラムで生徒さまのレッスンをさせて頂きました!ご受講頂いた方々、大変有難うございました。ベヒシュタインのピアノが2台入る贅沢な空間でした🎹同じタイミングで、パリでも活躍するピアニストの福間洸太郎さんがセミナーをなさっていました☺️ベヒシュタイン・セントラムのスタッフさんたちは大変親切かつ丁寧な方ばかりで、小さな生徒さまにも温かく接して下さいました。

 イヴ・アンリ先生や上田晴子先生も来日してここでレッスンしているといったことも教えて頂き、ベヒシュタイン・セントラムにはフランスにゆかりのある方が多く訪れるのだな〜と、フランスとの繋がりをひしひしと感じた次第です。


 しかも、ショールームには、我が家の1880年製ベヒシュタインと瓜二つのピアノがありました…!(写真右、生徒さまの横に写っているピアノです♩)試弾させていただきましたが、我が家に負けず劣らずの素敵な音色を奏でる状態の非常に良いピアノでした🎹

 日本の生徒様はこれからの秋冬にかけてコンクールシーズンとなりますね!曲作り、楽しみながらこれから一層深めていきましょう。



 さて、ここから先の予定では、まず、9月にスペインのマヨルカ島でのショパン・セッション(元々は3月に開催予定でしたが主催者側の都合により延期)、続いてスイスのルガーノ音楽祭での演奏を控え、その翌月の10月にはワルシャワにてショパンコンクールを聴講しに......と昨年度以上に忙しいスタートとなりそうです。パリを離れる期間が数日続き、生徒さまにはレッスン日程のお振替を頂くことになりご不便をお掛けいたします。この期間で培った経験や感じた全てのことをパリに持ち帰り、皆さまに伝えていけるよう、また、パワーアップした演奏をお届けできるように頑張りたいと思っております!


 また、この半年、隙間時間にYoutube用に撮影した演奏動画も何本かございますので、これから少しずつアップロードしていきます♩まずは、ラヴェルの《鏡》より、『洋上の小舟』と『道化師の朝の歌』の2曲をアップロード致しましたので是非ご覧ください🎼


   洋上の小舟 Une barque sur l'océan 🔗 https://youtu.be/Mnh8fIAaSHg

   道化師の朝の歌 Alborada del gracioso 🔗https://youtu.be/GmDt_Gsyw1I


今回はスコラ・カントルム音楽院のサロンをお借りしてYAMAHAのピアノで撮影させて頂きました。大変素敵な空間となっておりますので、音とともにパリの雰囲気を味わって頂けると嬉しいです☺️この2曲は同時期にアトリエのベヒシュタインのピアノでも撮影致しました。後日アップロードする予定ですのでお楽しみに!


 現在のレッスン空き状況ですが、9月の新学期以降のスケジュール調整中となっており、今掲載のものと大きく異なる可能性がございます。平日夕方が大変混み合っておりますので、日本時間や時差のある国にお住まいの方々とのオンライン・レッスンのみ、若干名承っております。

 パリ・アトリエでの対面レッスンは、希望時間帯やご曜日が幅広く持てる方でしたらお受けさせて頂けるかもしれません🙇‍♀️

 9月からのレッスン受講を強く希望される方は、8月末までにはご連絡頂けますと幸いです🎹


 
 
 

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